園長メッセージ

『”わにわに”と会った日』

園長　与斉利夫

先日保育参観のおりに、『こどものとも社』様のご協力で、『わにわにのおふろ』など、一連の絵本、『わにわにシリーズ』の作画を担当しておられる、画家・イラストレーター・版画家の山口マオ先生をお招きして、保護者の皆様を対象とした講演会を行いました。私自身、今は成人した上の子や高校生の下の子が幼稚園児だった頃、風呂に入るわにや、ハサミで手に怪我をするわにの特徴的な絵本を子供たちと一緒に観ておりましたので、当園のために、色紙に目の前でわにわにのイラストをマーカーで書いてくださってるのを見て、感動いたしました。「おお、わにわにだぁ」と。

講演会も会場参加型の講演で、何人かの保護者の皆様や幼稚園の先生方による、「わにわにシリーズ」の絵本の読み聞かせを挟みながら、絵本製作時のエピソード、込められた意味や意図等興味深くお聞きしました。

今は、デジタルコンテンツに溢れる世の中で、そうしたものと無縁で過ごすことは難しい時代ですが、絵本に代表される活字ならではの良さ、読んだりページをめくったりしながら考えたり感じたりする力を、お子さんたちと共に深めていきたい、改めてそうしたことを感じさせられる、講演会でした。